パスワード漏洩を確認する方法

パスワード漏洩を確認するには、Have I Been Pwnedなどの情報流出チェックサービス、Google パスワード マネージャーなどのブラウザー・パスワード管理機能、利用中のサービスから届くセキュリティ通知を確認します。漏洩が見つかった場合は、該当するパスワードをすぐに変更し、使い回しているほかのアカウントも個別のパスワードに変更しましょう。新しいパスワードは、十分な長さのランダムな文字列にすることが大切です。

パスワード漏洩を確認する3つの方法

パスワードが漏洩していないか調べる方法は、大きく分けて3つあります。メールアドレスが過去の情報漏洩に含まれているかを調べる方法、保存済みパスワードの警告を確認する方法、サービスからの通知やログイン履歴を確認する方法です。それぞれ確認できる情報が異なるため、複数の方法を組み合わせると状況を把握しやすくなります。

確認方法 主な確認対象 向いている人
漏洩チェックサービス メールアドレスなどが既知の流出データに含まれているか 過去の情報漏洩を調べたい人
ブラウザー・パスワード管理機能 保存したパスワードに関する漏洩や使い回しの警告 複数のアカウントをまとめて確認したい人
サービスからのセキュリティ通知 不審なログインやアカウントのセキュリティ上の問題 特定のアカウントへの不正アクセスが心配な人

1. メールアドレスを漏洩チェックサービスで調べる

最初に試しやすいのが、メールアドレスを使った流出チェックです。過去に公開された情報漏洩データに、そのメールアドレスが含まれているかを調べます。

代表的なサービスには、Have I Been PwnedやMozilla Monitorがあります。サービスによって対応するデータや確認できる情報は異なります。利用する際は、運営元とプライバシーポリシーを確認し、公式のサービスにアクセスしてください。

  • Have I Been Pwned:メールアドレスが既知の情報漏洩に含まれているかを確認する際の選択肢です。公式サイトはHave I Been Pwnedです。
  • Mozilla Monitor:メールアドレスに関連する既知の情報漏洩を調べるためのサービスです。利用できる機能や提供状況は公式サイトで確認してください。

この方法でわかるのは、主にメールアドレスが既知の漏洩情報に含まれているかどうかです。検出されても、現在使っているパスワードが漏洩したと確定するわけではありません。一方、検出されなかった場合も、すべての漏洩が否定されたわけではありません。

2. ブラウザーやパスワード管理機能の警告を確認する

Google パスワード マネージャーなどのパスワード管理機能には、保存した認証情報の安全性を確認するための機能があります。利用中のブラウザーや管理ツールで、パスワードに関する警告やセキュリティチェックの結果を確認しましょう。

確認時には、次の点に注目してください。

  • 漏洩した可能性があると警告されたパスワード
  • 複数のサイトで使い回しているパスワード
  • 短い、単純など、推測されやすいパスワード

警告の内容は、利用する機能や対象となる認証情報によって異なります。警告が出ていないことだけを根拠に、アカウントが安全だと判断しないようにしましょう。また、パスワードを保存していないサービスや、管理ツールが確認できない認証情報は、チェックの対象外になる場合があります。

メールやアカウントの通知も確認しましょう。利用しているサービスから、情報漏洩に関する案内、パスワード変更の依頼、不審なログインの通知などが届いていないかを調べます。

通知を見つけたら、メール内のリンクをすぐにクリックするのではなく、公式アプリやブックマークからサービスにアクセスし、アカウントのセキュリティ設定を確認してください。通知を装ったフィッシング詐欺の可能性もあるためです。

ログイン履歴に見覚えのない端末や場所からのアクセスがある場合は、アカウントが不正利用されている可能性があります。パスワードを変更し、利用できる場合は不明な端末やセッションを終了してください。通知がない場合でも、漏洩や不正アクセスが起きていないとは限りません。

Googleでパスワード漏洩を確認する方法

Googleのサービスを利用している場合は、Google パスワード マネージャーの確認機能が役立ちます。保存済みのパスワードに関する警告を確認できるため、どのアカウントを優先的に見直すべきか判断する手がかりになります。

Google パスワード マネージャーには、保存したパスワードを点検するためのチェック機能があります。利用環境によって画面や項目は異なりますが、次の流れで確認できます。

  1. Google パスワード マネージャーを公式サイトまたは利用中のGoogleサービスから開く。
  2. 必要に応じてGoogleアカウントにログインする。
  3. パスワードのチェックアップなど、セキュリティを確認する機能を開く。
  4. 表示された警告を読み、漏洩の可能性があるパスワードや使い回しのある認証情報を確認する。
  5. 該当するサービスの公式サイトで、必要なパスワード変更を行う。

Google パスワード マネージャーの公式ページはこちらです。アクセス先が正規のGoogleドメインであることを確認して利用してください。

「パスワード漏洩 チェック Google」や「パスワード生成 google」と検索すると、Googleのパスワード管理機能や、さまざまなパスワード生成・確認サービスが表示されることがあります。ただし、検索結果に表示されるサービスがすべてGoogle公式とは限りません。

Google パスワード マネージャーによる保存済みパスワードの点検と、Google検索で情報を探すことは別の操作です。漏洩確認を行うときは、公式のパスワード管理機能を利用し、検索結果にある不明なサイトへ実際のパスワードを入力しないようにしましょう。

また、Googleの確認機能で警告が表示されなかったとしても、すべてのサービスや漏洩情報が検査済みとは限りません。Have I Been Pwnedなどの漏洩チェックサービスや、各サービスのログイン履歴も必要に応じて確認してください。

漏洩チェックサービスを安全に使う手順

漏洩チェックサービスを利用するときは、入力する情報の種類と、サービスがどのように情報を扱うかを確認してください。特に、確認のために現在使っているパスワードそのものを入力する必要があるのか、慎重に判断することが重要です。

検索結果に表示されたサービスをすぐに使うのではなく、公式サイトであることを確認します。次の項目をチェックしましょう。

  • 運営者やサービス提供元が明記されているか
  • 入力した情報の利用目的が説明されているか
  • 入力情報の保存や削除について説明があるか
  • 個人情報の取り扱いに関するプライバシーポリシーがあるか

HTTPSで接続されていることも確認しましょう。ただし、通信が暗号化されていることだけでは、サービスの信頼性や入力情報の適切な管理までは保証されません。

メールアドレスの流出チェックであれば、まずメールアドレスだけで確認できる方法を選びましょう。メールアドレスとパスワードの両方を入力させるサービスには、特に注意が必要です。

正規の漏洩チェックでは、既知の流出データとの照合や、パスワードを直接送信しない仕組みが使われる場合もあります。しかし、仕組みはサービスによって異なります。説明が不十分なサイトには、実際に利用しているパスワードを入力しないでください。

また、確認のためだけに、メールアカウントへのログイン情報や認証コードを第三者へ渡す必要はありません。要求された場合は操作を中断し、サービスの正当性を確かめましょう。

チェックが終わったら、検出された情報の種類や漏洩に関連するサービス、確認できる時期などを読み取ります。メールアドレスが検出されたのか、パスワードに関する警告なのかを区別することが重要です。

結果に詳細が表示されない場合は、サービスの説明やヘルプを確認してください。チェック対象のデータや更新状況がわからないときは、検出されなかったことを安全の証明として扱わないようにしましょう。

漏洩チェックの結果はどう判断する?

漏洩チェックの結果を読むときは、「検出された」「検出されなかった」という表示だけで結論を出さないことが大切です。確認できるのは、サービスが照合対象とした情報の範囲に限られます。

結果 意味 次に行うこと
漏洩情報が検出された 入力した情報が、照合対象の既知の漏洩情報に含まれている可能性がある 対象のアカウントとパスワードを確認し、必要に応じて変更する
漏洩情報が検出されなかった 今回の照合対象では該当情報が見つからなかった ほかの確認方法も利用し、使い回しや不審なログインを確認する
警告の対象が不明 メールアドレスの流出なのか、パスワードの問題なのか判断できない 警告の詳細とサービスの説明を確認する

メールアドレスが流出していても、パスワード漏洩とは限らない

メールアドレスが既知の漏洩情報に含まれていても、必ずしも現在のパスワードまで流出しているとは限りません。漏洩した情報の種類や発生時期によって、リスクは異なります。

ただし、そのメールアドレスを使っているアカウントで同じパスワードを使い回している場合は注意が必要です。過去に使用したパスワードが含まれている可能性も考慮し、現在のパスワードと使い回し先を確認してください。

検出されなくても安全とは言い切れない

漏洩チェックサービスが照合できるのは、サービスが保有または参照するデータの範囲です。まだ公開されていない情報や、チェック対象に含まれていない漏洩は検出できない場合があります。

また、漏洩情報の発生時期が古くても、その情報が現在のアカウントに関係しないとは限りません。パスワードを変更したか、同じ認証情報をほかのサイトで使っていないかも確認しましょう。

警告の内容を確認し、誤った判断を避ける

「危険」「漏洩の可能性あり」といった表示が出たら、警告が何を根拠にしているのかを確認します。メールアドレスが過去の漏洩情報に含まれているという警告と、保存済みパスワードについての警告は、同じ意味ではありません。

反対に、警告が表示されないことだけで安心するのも避けましょう。複数の確認方法を組み合わせ、少しでも不審なログイン履歴や身に覚えのないアカウント変更があれば、対象サービスの公式サイトからセキュリティ設定を確認してください。

パスワードが漏洩する主な原因

漏洩を確認した後は、同じ問題を繰り返さないために原因を把握しておきましょう。自分の管理方法に問題がなくても、利用しているサービスや端末が被害を受けることで、認証情報が流出する場合があります。

フィッシング詐欺による情報の窃取

フィッシング詐欺では、実在するサービスを装ったメールやメッセージから偽のログイン画面へ誘導し、メールアドレスやパスワードを入力させます。見た目が本物に似ていても、アクセス先のドメインが異なる場合があります。

「アカウントを停止します」「至急パスワードを確認してください」など、緊急性を強調するメッセージには注意しましょう。メール内のリンクを直接開かず、公式アプリや登録済みのブックマークからアクセスする方法が安全です。

ソーシャルエンジニアリングやマルウェア

ソーシャルエンジニアリングは、人の心理や行動を利用して情報を聞き出す手法です。サポート担当者や知人を装い、パスワードや認証コードを尋ねるケースなどが考えられます。正規のサービスであっても、第三者にパスワードや認証コードを教えないでください。

また、情報窃取型マルウェアに端末が感染すると、ブラウザーに保存されたパスワードなどが盗まれる可能性があります。不審な添付ファイルやソフトウェアを開かないことに加え、OSやブラウザーを更新し、信頼できるセキュリティ機能を利用しましょう。

複数のサービスで同じパスワードを使う

同じパスワードを複数のサービスで使用すると、あるサービスから認証情報が漏れた際に、ほかのサービスにも不正ログインされるおそれがあります。このような使い回しを悪用し、流出したメールアドレスとパスワードの組み合わせを別のサイトで試す攻撃もあります。

パスワードを少しだけ変えて使い回す方法も、十分な対策にはなりません。サービスごとに異なるランダムパスワードを設定し、パスワードマネージャーなどで管理することが大切です。

サービス側のセキュリティ上の問題

利用中のウェブサービスや委託先がサイバー攻撃を受け、保存されていた情報が流出する場合もあります。個人側で強いパスワードを使っていても、外部サービスの侵害を完全に防ぐことはできません。

そのため、強固なパスワードを使うだけでなく、漏洩チェックやセキュリティ通知の確認、多要素認証の設定も組み合わせましょう。

漏洩確認でよくある間違いと避け方

パスワード漏洩チェックは、結果の見方や確認後の対応を間違えると、必要な対策を見落とすことがあります。次の点を押さえて、安全に確認しましょう。

「漏洩なし」なら絶対に安全だと思い込む

チェックサービスで情報が見つからなくても、漏洩していないと断定することはできません。サービスが把握していない情報や、まだ検出対象になっていない情報は結果に反映されない場合があります。

未検出でも、使い回しているパスワードがある場合や、不審なログイン通知が届いている場合は、必要に応じてパスワードを変更してください。チェック結果だけでなく、アカウントの利用履歴やセキュリティ通知も確認することが大切です。

非公式サイトに現在のパスワードを入力する

漏洩確認を装い、パスワードを収集する偽サイトも考えられます。検索結果に表示されたサイトを無条件に信用せず、運営者やプライバシーポリシー、確認方法を確かめましょう。

  • メールアドレスの確認に、現在のパスワードまで求められたら慎重に判断する。
  • 不審な広告やメールのリンクから確認サイトにアクセスしない。
  • 公式サービスを利用する場合も、アクセス先のドメインを確認する。
  • 漏洩確認のために、使っているパスワードを第三者のサイトへ送信しない。

すでに不審なサイトへパスワードを入力した場合は、漏洩した可能性があるものとして扱い、そのパスワードを使用しているアカウントから変更してください。

同じパスワードを使っている別のアカウントを放置する

あるサービスでパスワードが漏洩した場合、同じ組み合わせを使っている別のサービスにも不正ログインされるおそれがあります。特に、メールアカウント、金融関連サービス、ショッピングサイトなど、重要なアカウントを優先して確認しましょう。

変更するときは、漏洩したパスワードの末尾に数字を追加するだけではなく、アカウントごとに異なる新しいパスワードを設定してください。

不審なセキュリティ通知を無視する

身に覚えのないログイン通知、パスワード変更通知、二段階認証の承認要求が届いた場合は、放置しないでください。ただし、通知メール自体がフィッシングの可能性もあるため、メール内のリンクからログインするのは避けます。

サービスの公式アプリや、普段から利用している正規のサイトを直接開き、ログイン履歴やアカウントのセキュリティ設定を確認しましょう。不正利用が疑われる場合は、パスワードを変更し、可能であれば不明なセッションを終了させてください。

パスワード変更だけで対策を終える

新しいパスワードに変更しても、攻撃者がログイン状態を維持していたり、登録メールアドレスや復旧用情報を変更していたりする可能性があります。変更後は、ログイン中の端末、登録情報、復旧方法も確認しましょう。

さらに、多要素認証を有効にすると、パスワードだけに依存しない防御を追加できます。認証アプリやパスキーなど、利用するサービスが対応している方法を検討してください。

安全なパスワードを作成する方法

漏洩の確認と同じくらい重要なのが、今後使うパスワードの作り方です。短く単純な文字列や、ほかのサービスで使用しているパスワードを避け、十分な長さを持つ固有のランダムパスワードを設定しましょう。

パスワード生成で8桁と12桁を比較する

パスワード生成ツールでは、作成する文字列の長さを指定できる場合があります。たとえば「パスワード生成 8桁」と「パスワード生成 12桁」は、生成するパスワードを8文字または12文字に設定したい場合の検索語です。

同じ文字の種類を使い、同程度のランダム性で生成するなら、一般に12桁のほうが8桁よりも候補の数が多く、推測されにくくなります。ただし、桁数だけで安全性が決まるわけではありません。辞書に載っている単語や名前、誕生日などを組み合わせた文字列は、長くても推測される可能性があります。

比較項目 8桁のパスワード 12桁のパスワード
文字数 8文字 12文字
推測への強さ 使用する文字の種類とランダム性に左右される 同じ条件なら、一般に8桁より有利
入力のしやすさ 比較的短く入力しやすい 8桁より長いが、管理ツールを使えば扱いやすい
向いている考え方 文字数制限がある場合でも、推測されにくさを意識する サービスの条件が許すなら、より長い文字列を選ぶ

8桁か12桁かを選ぶときは、利用するサービスの文字数制限や、使用できる文字の種類も確認してください。8桁が許可されていても、重要なアカウントに十分とは限りません。サービスが許す範囲で、できるだけ長く、予測できないパスワードを選ぶことを検討しましょう。

また、数字だけの8桁と、英大文字・英小文字・数字・記号を使ったランダムな12桁では、候補の数が大きく異なります。単に文字数を増やすだけでなく、生成方法と利用可能な文字の種類にも注意してください。

パスワード生成ツールでランダムパスワードを作る

安全なパスワードを毎回自分で考えるのが難しい場合は、パスワード生成ツールを使う方法があります。ランダムパスワードを生成できるツールなら、名前や誕生日、よく使う単語などを避けながら、サービスごとに異なる文字列を作成しやすくなります。

パスワード生成.comのようなパスワード生成ツールを利用する場合も、設定できる文字数や文字種を確認し、利用するサービスの条件に合わせて作成してください。

パスワード生成ツールを選ぶ際は、次の点を確認しましょう。

  • 必要な文字数を指定できるか。
  • 英大文字、英小文字、数字、記号を必要に応じて選べるか。
  • 生成方法やプライバシーに関する説明があるか。
  • 作成したパスワードを不必要に保存・共有しないで済むか。
  • 利用するサービスが禁止している文字や記号を避けられるか。

無料のパスワード生成ツールもありますが、無料であることだけで安全性を判断しないでください。運営元や説明を確認し、現在使っているパスワードを入力して強度を調べる機能と、新しいパスワードを生成する機能を混同しないようにしましょう。

パスワード作成では使い回しを避ける

パスワードを作成するときは、長さや複雑さだけでなく、サービスごとに異なるものを使うことが重要です。強いパスワードでも、複数のサービスで使い回していれば、1か所の漏洩がほかのアカウントに影響する可能性があります。

作成したパスワードは、パスワードマネージャーなどを利用して管理すると、複雑な文字列を覚え続ける負担を減らせます。パスワードをメモする場合も、第三者が簡単に見られる場所や、保護されていない共有文書への保存は避けましょう。

安全なパスワードの作り方については、安全なパスワードの作り方も参考にしてください。すでに漏洩した可能性のあるパスワードを再利用せず、新しく生成した固有の文字列へ変更することが大切です。

今後のパスワード漏洩リスクを減らす方法

漏洩確認は一度で終わる作業ではありません。日頃からパスワードの管理方法を整えておくことで、漏洩が起きたときの被害を抑えやすくなります。

アカウントごとに異なるランダムパスワードを使う

複数のサービスで同じパスワードを使わないことが基本です。新しいパスワードは、推測されにくいランダムな文字列を使い、サービスごとに別のものを設定しましょう。

手作業で考えるのが難しい場合は、パスワード生成ツールを利用する方法もあります。サービス側の文字数や使用可能な記号の条件に合わせて設定してください。

パスワードマネージャーで使い回しを防ぐ

アカウントごとに異なるパスワードを覚えるのが難しい場合は、パスワードマネージャーの活用が有効です。保存した認証情報を管理し、サービスごとに異なるパスワードを使いやすくなります。

選ぶ際は、保存情報の保護方法、復旧手段、多要素認証への対応などを確認しましょう。詳しくはパスワードマネージャーの選び方も参考になります。マネージャー自体のマスターパスワードも、ほかのサービスと使い回さないでください。

多要素認証とセキュリティ通知を設定する

多要素認証を設定すると、パスワードが知られた場合でも追加の認証が必要になるため、不正ログインのリスクを下げられます。重要なアカウントから優先して有効にしましょう。

ログイン通知や不審なアクセスの警告も有効にしておくと、異常に気づくきっかけになります。通知が届いたときは、送信元だけで判断せず、公式サイトやアプリからアカウントの状態を確認してください。

定期的に保存済みパスワードを点検する

ブラウザーやパスワードマネージャーに保存している認証情報を見直し、使い回しや古いパスワードがないか確認しましょう。Google パスワード マネージャーなど、利用中の管理機能にパスワードの安全性を確認する機能がある場合は、その結果も参考にできます。

ただし、すべての保存済みパスワードが漏洩しているかどうかを一つの機能だけで完全に判断できるわけではありません。警告が表示された場合は対象のアカウントを確認し、必要な変更を行ってください。漏洩の疑いがある場合は速やかに変更し、問題がないパスワードを理由なく頻繁に変更することよりも、使い回しの解消と多要素認証の設定を優先しましょう。

パスワード漏洩を確認する方法についてのよくある質問

パスワードが漏洩しているか無料で確認できますか?

無料で利用できる漏洩チェックサービスや、ブラウザー・パスワード管理機能があります。Have I Been Pwnedではメールアドレスなどが既知の漏洩情報に含まれているかを調べられ、Google パスワード マネージャーでは利用できるチェック機能から保存済みパスワードの警告を確認できます。確認対象や機能はサービスごとに異なるため、公式の説明を読んで利用しましょう。

Google パスワード マネージャーを開き、パスワードのチェックアップなどの確認機能を利用します。保存済みパスワードについて警告が表示されたら、対象のサービスを公式サイトから開いてパスワードを変更してください。Google検索で表示された第三者のサイトに、実際に使用しているパスワードを入力することは避けましょう。

同じ文字種と同程度のランダム性で生成するなら、一般に12桁のほうが8桁よりも推測されにくくなります。ただし、数字だけを使う場合と英大文字・英小文字・数字・記号を組み合わせる場合では、候補の数が異なります。サービスが許可する範囲で十分に長いランダムパスワードを設定し、ほかのアカウントでは再利用しないようにしましょう。

パスワード生成ツールは無料でも利用できますか?

無料で使えるパスワード生成ツールもあります。利用する際は、文字数や使用できる文字の種類を設定できるか、運営元やプライバシーに関する説明が明確かを確認してください。無料かどうかだけで判断せず、作成したパスワードをサービスごとに使い分け、第三者に知られないように管理することが重要です。

メールアドレスが漏洩していたら、パスワードも漏洩していますか?

必ずしもそうとは限りません。メールアドレスだけが流出している場合もありますが、関連するアカウントのパスワードやログイン履歴も確認しましょう。同じパスワードを複数のサービスで使っている場合は、漏洩の有無を確認したうえで、必要に応じて固有のパスワードへ変更してください。

漏洩チェックで何も見つからなければ安全ですか?

未検出でも安全とは断定できません。チェック対象に含まれていない情報や、まだ把握されていない漏洩がある可能性があります。保存済みパスワードの警告、不審なログイン履歴、サービスからの通知も確認し、必要に応じてパスワードを変更しましょう。

漏洩確認サイトに現在のパスワードを入力しても大丈夫ですか?

運営者や確認方法を確認できないサイトには入力しないでください。メールアドレスの確認に現在のパスワードを求められた場合も、入力を避け、信頼できるサービスを選びましょう。漏洩の確認に必要な情報と、パスワードを盗み取るための要求を区別することが大切です。

パスワードが漏洩したら、最初に何をすべきですか?

信頼できる端末から公式サイトやアプリにアクセスし、影響を受けたアカウントのパスワードを変更してください。同じパスワードを使っているほかのアカウントも、異なる新しいパスワードに変更します。その後、不審なログイン履歴、登録メールアドレス、復旧用情報、ログイン中のセッションを確認し、多要素認証を設定しましょう。

漏洩したパスワードを変更すれば、もう安全ですか?

パスワードの変更は重要ですが、それだけで十分とは限りません。攻撃者がログイン状態を維持していたり、登録情報や復旧方法を変更していたりする可能性があります。ログイン中の端末やセッションを確認し、不審な設定を元に戻すとともに、多要素認証を設定してください。

スマートフォンだけでパスワード漏洩を確認できますか?

スマートフォンのブラウザーや、利用中のパスワード管理アプリに確認機能があれば調べられます。公式アプリや正規のサイトを使い、不審なリンクからアクセスしないようにしましょう。漏洩が見つかった場合も、公式アプリや正規のサイトからパスワードを変更してください。

漏洩したというメールが届いたら、リンクを開くべきですか?

メールが本物とは限らないため、リンクを直接開くのは避けてください。サービスの公式アプリや正規のサイトを自分で開き、通知やアカウントの状態を確認しましょう。身に覚えのない認証コードやログイン承認の要求が届いた場合も、承認せずにアカウントを確認してください。

まとめ:まずはメールアドレスと保存済みパスワードを確認する

パスワード漏洩を確認するには、信頼できるサービスでメールアドレスの流出状況を調べ、ブラウザーやパスワードマネージャーに保存した認証情報も確認する方法があります。Google パスワード マネージャーなどの機能も活用できますが、未検出でも安全が保証されるわけではないため、使い回しや不審なログイン通知にも注意してください。

漏洩が見つかった場合は、影響を受けたアカウントのパスワードを変更し、同じパスワードを使っていたほかのアカウントも見直します。そのうえで、多要素認証を有効にし、ログイン履歴や登録情報を確認しましょう。

新しいパスワードを作成するときは、8桁などの短い文字列にこだわらず、サービスが許可する範囲で十分な長さを確保してください。12桁以上のランダムパスワードも選択肢となります。パスワード生成ツールを利用してアカウントごとに異なる文字列を作成し、パスワードマネージャーなどで安全に管理することが、今後の漏洩リスクを減らすための基本です。

まずは、信頼できる確認サービスでメールアドレスをチェックし、保存済みパスワードの警告を確認することから始めてください。

よくある質問

パスワードが漏洩しているか無料で確認できますか?

無料で確認できるサービスや管理機能があります。利用条件や確認対象はサービスによって異なるため、公式情報を確認して利用してください。

メールアドレスが漏洩していたら、パスワードも漏洩していますか?

必ずしもそうとは限りません。メールアドレスだけが流出している場合もありますが、関連するアカウントのパスワードやログイン履歴も確認しましょう。

漏洩チェックで何も見つからなければ安全ですか?

未検出でも安全とは断定できません。チェック対象に含まれていない情報や、まだ把握されていない漏洩がある可能性を考慮してください。

漏洩確認サイトにパスワードを入力しても大丈夫ですか?

運営者や確認方法を確認できないサイトには入力しないでください。メールアドレスの確認に現在のパスワードを求められた場合も、入力を避け、信頼できるサービスを選びましょう。

パスワードが漏洩したら、最初に何をすべきですか?

影響を受けたアカウントのパスワードを、信頼できる端末から変更してください。使い回しがある場合はほかのアカウントも変更し、不審なログイン履歴や登録情報を確認しましょう。

漏洩したパスワードを変更すれば、もう安全ですか?

変更は重要ですが、それだけで十分とは限りません。ログイン中のセッション、登録メールアドレス、復旧用情報、不審な設定変更なども確認し、多要素認証を設定してください。

同じパスワードを複数のサイトで使っていた場合はどうしますか?

そのパスワードを使っているすべてのアカウントで、異なる新しいパスワードに変更してください。メールや金融関連など、重要なアカウントを優先しましょう。

Google パスワード マネージャーで漏洩を確認できますか?

利用できるパスワード確認機能があれば、保存済みパスワードの警告などを確認できます。ただし、すべての漏洩を検出できるとは限らないため、結果だけで安全性を判断しないでください。

執筆者について

山本 由紀 — セキュリティ編集者

パスワード生成ツールを管理し、パスワード安全性のガイドを最新の推奨事項に沿って確認しています。

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